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- 赤い疑惑・アクセル長尾 推薦盤 "From Hilltop to world music"
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Zina / S.T.
¥2,380- / LABEL:AHORA / CD - 海外 (日本盤/輸入盤) ,新入荷!!! ,赤い疑惑・アクセル長尾 推薦盤 "From Hilltop to world music"
世界のレベル・ミュージックをこよなく愛するアクセル長尾(赤い疑惑)のイチオシにより入荷する"From Hilltop to world music"シリーズ。2010年6月、未だ知られざるイタリアのシーンに光を当てる!!
今月は面白いイタリアの音楽を紹介します。はっきり言って、イタリアの音楽は謎に包まれています。イタリア音楽と聞いて、ぱっと思い浮かべるのはオペラでしょうか。しかし、オペラは壮大すぎてちょっと…。それ以外に日本で知られている音楽は結構少ないんです。ですが、あるんです。
ライター石田昌隆さんをして「今はっきり言えるのは、これは聴いたことのない音楽だ、ということである」と言わしめた南イタリアの奇才、チェーザレ・ディランナ率いるズィーナの記念すべき1stアルバム(輸入盤)。
実は僕はこのCDの国内盤を出していたアオラコーポレーションというレーベルに、現在勤務している因果でこうしてここでディスク紹介をしている訳ですが、そのアオラコーポレーションに勤務することになった直接の引き金となったのが、このズィーナのアルバムだったのです。帯には「グナワフロビート」と書かれていて、そのいかがわしき形容に、騙されたつもりで買ったわけですが、これが僕にとっては大当たり。1曲目の冒頭から最後までリズムの暴動です。ちなみに「グナワフロビート」なる呼称はフェラ・クティに代表されるナイジェリア生まれの「アフロビート」と、モロッコの宗教音楽「グナワ」を混ぜたものなのです。僕は当時「アフロビート」にも「グナワ」にも惹かれていたのでこのpCDを買った訳ですが、結局のところ、その「アフロビート」も「グナワ」も大して重要じゃない。というのも、このズィーナの面白さはリーダーでトランペッターでもあるチェーザレ・ディランナの、貪欲な実験精神と、それをダンスミュージック的、またはレベルミュージック的なイデオロギーに落とし込む才能に依っているとしか言いようがないのです。このCDには、やはり、グナワ、アフロビートに留まらず、ジャズ、ファンク、ヒップホップ、レゲエ、ラガ、タランテッラ、ライ(アラブの歌謡)等々、同時に紹介したエピファニ・バーバーズと同じように、とにかくいろんな要素が詰まっている訳ですが、何を混ぜているかということよりも、出来上がった音楽のかっこよさ、クールさの方が大事なんです。当たり前のことかもしれませんんが…。
ミクスチャーという言葉が、いまだに日本ではレッチリ、レイジ以降のゴリゴリサウンドを指す狭義に留まっていることに大いに問題がある、と思うわけで、個人的なハナシですが、「赤い疑惑ってどんな音楽なんですか」と聞かれると、「ミクスチャーです」と答えたいのですが、「ミクスチャーってベースがチョッパーしたりする激しいヤツでしょ」と反応されるのが怖くて控えています。
脱線しました。こんな長いレコメンを読んでくださって大変恐縮です。最後にひとつ。このズィーナのリーダー、チェーザレ・ディランナは11/8レコーズという大変面白いレーベルをやっているのですが、このレーベルからリリースされる音源はどれも素晴らしい音質とミキシングを誇っています。あと、ジャケットワークも毎回諧謔性に満ちたクールなヤツなんです。宮下公園を我がモノと化した某グローバル企業を皮肉っております。是非、お試しください!(アクセル長尾)














