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空間現代 / S.T.
¥2,300- / LABEL:HEADZ / CD - 国内 ,新入荷!!!
大好きです、この確信犯的な、知能犯的な、狂気!ビーフハート、PILなど、とことん脱臼してゆく「ロック」を振りかざして、見当違いな場所を叩き壊し続ける・・2010年代の東京に突如として蘇った屈折ポスト・ポスト・パンク・ミュージック(もしかしたらあと三つくらい「ポスト」をつけなくちゃならないかも)。町田町蔵~蔦木栄一~湯浅学そして酒井泰明につらなる、不条理さと韜晦で煙に巻くように見せかけながら急に胸の一角へ切り込んでくるようなハッとすることば達。
レコ発ではECDを迎えての演奏だったと言いますが(僕はそのときもう東京に居ませんでした)、いったいどんな風だったでしょうか?
[バンド自身による概説]
私たちはギター、ベース、ドラムという至って普通のバンド形態をとっています。もとよりただのロックバンドだったという事、そしてそれ以外の楽器が弾けないという事実、あとは若干の意地と怠惰が作用し、バンド形態は今も尚変わる事なく活動しています。
結成当初は今のような珍妙な音楽ではなく、言ってしまえば普通のロックあるいはパンクソングを作っていたのですが、聴く音楽の幅が広がるにつれ次第と作る音楽にも変化が起きていきました。より複雑に、より変な、何かが狂っている様な珍妙な音楽を作りたいと思う様に、です。そんな中バンドの編成や形態、使用楽器などを変える事も多少は考えました。しかし上記の理由からそれは断念、逆にこのまま突き進む事で生まれる可能性に賭けてみる事にしたのです。
影響を受けた様々な音楽、それを自分なりに咀嚼し新しいものに作り変える事。そういった事でしか人は創作し得ないというのは本当なのかもしれません。少なくとも我々はそうやって作ってきました。しかし自分が影響を受けた様々な音楽の中には、我々のバンド形態では実現できないものもあります。
たとえば機械を使った音楽です。我々は人力演奏なのでそういった音楽あるいはその要素を取り入れようとすると無理が出てきてしまうのです。しかし我々はそれらの要素を偽造に近い手法で引用するという試みを行いました。
もしかするとその様な試みは全て失敗に終わっているかもしれませんし、時たま錯覚を起こさせる程度のものでしかないのかも解りません。そもそもが達成不可能なものへの漸近が目的ですし、それに本物が欲しいのなら本家の音楽を聴けば良いだけの話ですから、ひょっとすると我々の音楽に需要はあまりないのかもしれません。しかしそれでも我々は恐れる事無く全ての曲をそういった手法、趣向で作り上げました。それは視聴者の耳を驚かすあるいは面白がらせる事に繋がると判断したからに違いありません。全七曲を通してそのような仕掛けをふんだんに散りばめたつもりです。お楽しみください。
[豪華コメント!]
日だまりの逆光音
-大竹伸朗
まずクエスチョンマークをつけろ。耳に。脳に。その「?」の書体はなんでもいい、明朝体でも、ゴシック体でも、歌舞伎文字でも。空間現代のライブを見たとき、単純にやばいと思った。ステージが進行して、終演をむかえる瞬間、確かにある地平にたどり着いたのだが、そこがどこなのかわからん。つまり「?」しか残らないのに、ゾワッとした。じゃあCDはどうなのかといえば、メタファ―で解説するならば『空間現代』は前輪が6つあって2つずつ3方向をむいて合体させられた車、マシンだ。後輪はないから、別々に走り出そうとして、果たせない。しかし移動はしている。回転?そのマシンは手裏剣なのか?聴きつづければ脈拍がヘンになる。動脈というよりは静脈内にクエスチョンマークが流れはじめる。何かがはじまる寸前の風景が強烈に起ちあがり、しかしそれは、未知、としか解説されない。そのアンノウンは確実に世界を侵略するだろう。しないなら、しろ。
-古川日出男
「人々の日常」今や違和感だらけです。しかし、この違和感が麻痺して普通になってしまったら(順応してしまったら)いかん、と思いまた空間現代のこのCDを聴くのでしょう。町中に溢れる、16ビートのシーケンス音、あれが気持ちいいものと思っていたら、あらら色んな大事な事を忘却してしまった自分がいる。バランス栄養食、というなら正にこのCD。こっちの方ですよね。しっかし、一歩外に出れば相変わらず野良猫に睨まれている自分がいる、という現実。野口君、最高のサプリメントをありがとう。
-吉田肇(panicsmile)
バラバラした感じの音楽を聴くと、コンクリ打ちっぱなしで服が2,3枚しか置いてないような高級店に間違えて入っちゃったような気がして萎縮してしまうのですが、「空間現代」の場合はそういう高級店なのに大五郎の空きペットボトルと母親が送ってきたみかんが乗っかったコタツが置いてある(しかもわざと)という「空間」で私みたいな者でも入ることが出来ました。
-羽生生 純
ご近所肉魂、音から肉散らばる、それ拾おう、楽しいから
-戌井昭人(鉄割アルバトロスケット)
ポストパンクの狂騒に引導を渡し、
マスロックの怠惰に喝を入れる、
ゼロ年代の終わりとテン年代の始まりを高らかに告げつつ不気味に嗤う、
邪気と頓知に満ちたラストパンク、メタマスロック。
聴け!、笑え!、そして考え込め!!
-佐々木敦
以下は、タワレコ新宿店でのインストアライブ映像。違和感がありすぎですが、彼らの個性がとてもよく出ていると思います。
2009-12-16発売














